長野計器 採用情報

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人を知る

柴田恭成

与えられたチャレンジする機会を活かして、 探究心を育む

工場技術部 工場技術課
柴田 恭成 Yasunari Shibata

勤務地:上田計測機器工場
入社年度:2004年度
卒業学科:工学部機械工学科

長野計器への入社の決め手を教えてください。

出身が長野県で、就職は長野県内を希望すると同時に、世の中の役に立つ製品づくりに
携わりたいと考えていました。長野計器は就職活動を始めてから知ったのですが、圧力計で国内シェアトップであることや、圧力センサも高く評価されていることを知り、長野県にこんな会社があったのかと、とても興味が湧きました。
入社の決め手になったのは、大学で学んだ内容を活かせて、またよく見ると研究室にある計器にも使われているなど、当社の製品を身近に感じることができたからです。
また、長野計器の製品が国内外の産業を支えていて、世の中に必要とされている企業であり、この先も成長を続け、未来に残っていく会社だと思えた点も大きなポイントでした。

柴田 恭成

現在の仕事とやりがいを教えてください。

当社の上田計測機器工場で製造している機械式温度計や半導体産業用圧力計の設計を担当しています。具体的には製品の品質や生産効率、収益の改善を目的とした設計の見直しとそれに付随する試作評価、製品に関する社内外からの技術的な問い合わせの回答などを行なっています。その他、カタログにはない特殊仕様品の見積もりや設計業務も担当しています。
入社してから、当社は国内シェアトップの圧力計メーカーで、国内で広く認知され、信頼されていることを実感する機会が多くありました。その様な会社の技術者として、自分が携わった製品がさまざまな場所で活躍していることは、仕事での誇りにつながっています。現在、当社には数多くの製品がラインナップされています。今の仕事は、これら製品の品質向上や収益改善に大きな貢献でき、とてもやりがいを感じています。

柴田 恭成

入社して成長したと思うのはどのようなところですか?

以前、設計責任者として特定顧客向け製品の開発業務に携わった時のことですが、先方による性能試験で要求制度をクリアできず四苦八苦したことがありました。
先方からは、当社で対応できなければ搭載予定の製品を生産中止にせざるを得ないことや、この製品を必要とされているユーザーがいることをお聞きしており、是が非でも実現したいという思いが強かったです。
社内でのブレストや試験評価、先方との度重なる打合せを経て打開策を見出し、理想的な性能が得られるまで煮詰めることができました。先方での性能試験も合格し、無事に採用していただくことになったのですが、ここに至るまで妥協せず自分の考えを貫けたことや、先方や社内関係者の声を反映し、自信をもって提供できる製品にできた達成感により、自分自身の成長を実感し、その喜びはひとしおでした。そして何よりも、先方の製品が継続販売できるという安堵の思いが大きかったですね。

柴田 恭成

長野計器の強みと可能性はどのように感じていますか?

強みはなんといっても、創業以来、圧力計測の専業メーカーとして培ってきた技術力と圧力計測機器メーカーとしてのブランド力、ネームバリューだと思います。これらは、極微圧から超高圧までの様々な圧力計測に対応し、幅広い分野で長きにわたり品質を評価され信頼を得てきたことに裏付けられると思います。
昨今では、サステナブル社会に向けた利活用で注目される水素やアンモニアに対応した製品、省人化/省力化への活用が期待されるワイヤレス製品が強化されています。このように、時代の変化とニーズに寄り添ったモノづくりには、今後も圧力計測のトップメーカーとして使命感をもって取り組んでいかなければならないと思いますし、その実現のために新しい技術を取り入れながら、成長を続けられる企業だと思います。

プライベートの過ごし方を教えてください。

昨年から、トマト、なす、ピーマン、ししとうなど、子供と一緒に収穫が楽しめる家庭菜園を始めました。次になにがとれるか家族も楽しみにしてくれるので、リフレッシュできる趣味として続けていきたいです。
また、休日は子供と遊ぶのも楽しみです。上田市に隣接する青木村の道の駅は広い芝生の公園があり、ボール遊びをしによく出かけていました。長野県は自然豊かで手軽に遊べるスポットが多いので、お出かけの幅が広がると思いますよ。
会社でも、子どもの行事のための有給休暇や近年は男性の育児休業取得にも理解があり、仕事同様、充実したプライベートが過ごせると思います。

柴田 恭成

今後、どのような仕事にチャレンジしたいですか?

私が勤務する上田工場では主に機械式の計測機器を生産しています。ほとんどの機種が多品種少量生産であり、中には限られた技術者でないと製作できないもの、数年に一度しか受注のない製品もあります。これらは効率や品質管理の面で課題ですが、モノづくりは作り手を選ばずに、適切な品質が得られる必要があります。私の主務の一つであるVA/VEを推進し、設計や工程の見直しや整備を図りたいと思います。
また、将来予想される人材不足への備えとして、製造工程の省力化も必須です。高い品質を維持した上で、新しい生産方式の導入や機械化・自動化の推進等、生産効率向上の推進も広い視野を持ち、積極的に取り組みます。
 

柴田 恭成

学生のみなさまへのメッセージ

私が長野計器に入社して驚いたのは、製品の種類や選択できる仕様がとても多いことと、当社製品が様々な分野で採用されていることでした。それゆえ、国内外の産業において幅広い分野に関わりたい、貢献したいと思っている人にはピッタリな会社だと思います。
仕事をする上では、探求心をもって根気強く物事に向き合ってほしいです。物事を深掘りして、突き詰めるというのは、技術職では特に求められるものですが、他の職種にも通じるところはあると思います。まずは、自社の製品がどんなところで使われているかなど、興味を持って臨むことが大事だと思います。
また、仕事に対しては緊張感を持って臨まなければなりませんが、職場は上司との風通しも良く、ささいなことでも耳を傾けてくれる上司や同僚がいるのでとても働きやすい職場です。この先、失敗することもあると思いますが、そこから様々なことが学べ、自分を成長させてくれると思いますので、チャレンジする機会をチャンスととらえ、失敗を恐れずにトライしてみてください。

柴田 恭成